今日も推しが尊い

いちジャニオタの気持ち

いちジャニオタのお気持ち

まずこの記事は1人のジャニオタのお気持ち表明であり、被害者の方々を中傷するものではありません。

 

ジャニー氏の性加害疑惑、私は大昔にいわゆる北公次氏の暴露本を読んで知りました。暴露本とは言うものの、幼かった私にとってその暴露内容は遠い出来事のようで、ところどころ性描写はあったものの物語のような感じがしました。

そこから何年も経ち、暴露本のことはすっかり忘れてSMAPファンになりました。

ジャニーズのタレント達はジャニー氏のことを「ジャニーさん」と親し気に呼び、色んなエピソードを面白おかしく語り、ファンである私も「社長をこんなに弄れるなんてジャニーさんは愛されてるんだな」と思いました。

 

SMAPの解散、V6の解散、King&Princeの脱退をリアルタイムで経験して思うのは、ジャニーズ事務所は最後の花道をきちんと用意してくれていると言うことでした。

他にもSexy Zoneのマリウスくん脱退もありましたが、その時もメンバーが旅をしてインスタでその様子をアップしたりFC内動画で流したり年末のジャニーズカウントダウンコンサートではかなりフィーチャーされていました。(Sexy Zoneには詳しくないので他にもファン向けに色々していたかもしれません)

SMAPがなぜ数ある音楽番組の出演を固辞し、レギュラー番組でもぎこちなさを感じさせ、結果的にファンになにもせずに解散してしまったのか。

25周年という記念すべき年だったのでデビュー日にSMAPの写真集?が贈られてきましたが、ソロのページが多かったような記憶があります。見るのが辛くて1度見てそれから見返していないのでなにかインタビューなどがあったかどうかは忘れてしまいました。

 

こんなにきちんとしている事務所と、その事務所に所属するタレントが楽しそうにネタにして話すジャニー氏が性加害をしたとは私には思えないのです。

もちろん多くの被害者の方が名乗りを上げているのは知っています。

2022年の11月に最初に文春が報道したのが岡本カウアン氏でした。長い事ジャニーズを応援している私もジュニアには詳しくないので、名前も顔も知りませんでした。

彼はTwitter(現X)をやっているのでとりあえずそのポストを見てみました。

すると元TOKIO山口達也氏のポストを引用して「自分を救ってくれた数少ない先輩」と取り上げていました。彼が起こした事件は示談に終わっておりアルコール依存症でそのような行為に及んでしまったとは言え、性加害をしたことは紛れもない事実で、そんな彼に対して性被害に遭ったカウアン氏が「救ってくれた」と取り上げたことに違和感を覚えました。

 

3/11には「ジャニーズ事務所に訴えられました。真実しか言っていません。皆さんの助けが必要です」とYahooのリンクを貼ったポストを投稿しています。

これは3.11の検索して募金するという毎年Yahooが行っているキャンペーンでしたが、「ジャニーズ事務所に訴えられたので助けが必要である」という文章は果たして必要だったのでしょうか。これも私は疑問に思っています。

 

過去を遡ると元NHK党の立花氏とツーショットが上がっています。

 

カウアン氏は2012年にジャニーズに入所、2016年に退所しています。

ジャニーズ時代にアイドルではなく海外で活躍したいと思うようになり、そのことをジャニー氏に言ったところ「YOUならできるよ」と言われ、会議にもかけられたようなのですが却下され、そこで退所の道を選んだようです。

それから「KAUAN・OKAMOTO」の芸名で芸能活動を再スタートさせクラファンで資金集めをし、ご両親の故郷であるブラジルで歌手デビューをしようとブラジルへ渡るも、コロナ禍で活動休止を余儀なくされる。

2022年に歌手活動を再開し、11月にガーシーチャンネルで今回の問題を告発、という流れです。

それから被害者の方々が出てきてメディアもちらほら報道するようになりました。

 

ここでカウアン氏に問いたいのは「性被害を受けた際に撮った動画」をなぜ誰にも見せないのかということ。

青汁王子という人と対談した際にそのことを問われ、「動画だけで証明できるのか懸念があった」と言っていたと。

 

sirabee.com

一方、カウアン氏は「ほんとに変わらないんだったら、そのやり方しかないですよね」と納得しつつも、事務所側に認めさせる際に「動画だけで証明できるかなっていうのがあったんで」と懸念点があったそう。

さらに、「自分のそれ(動画)も見せて、そこでまた論争になるのがすごい嫌だったなっていう。結局意味ないじゃんっていう」と心境を明かした。

 

ん?

うーん。

動画を見せて論争になるのはいいことなのでは…? そもそもじゃあなぜカウアン氏はジャニー氏の性加害を告発しようと思ったのだろうか? と首を捻ります。

その後、

4月12日 →日本外国特派員協会で「2012〜16年までの4年間で喜多川前社長から15〜20回ほど性的行為を受けた」と告白

5月5日→ たかまつななチャンネル(Youtube)にて「ジュリー社長と(初めて)会った」と話し「一番嫌なことは誰かが命を絶ち、自分で自分を責めてしまわないかということ。僕ができることは変わらない。(性被害の)声を上げやすくする。被害にあったジュニアの方々が声を上げている。声を上げたい人が上げられるようにする体制を整えた方がいい。そういう面でジャニーズ事務所がどう動いていくのか見たい」

と言っています。

 

先の青汁王子氏との文章を読む限りではジュリー社長にも見せなかったと言うことですが、6月に設置された事務所の「再発防止チーム」には心理士も精神科医もいるわけですし、なにより70年以上続いたと言われている性被害の唯一の証拠なのですから、見せてきちんと被害を訴えた方がいいのでは?と思うのです。

ジュリー社長及びジャニーズ事務所、メディアを信用できないから「論争になり意味がない」と言うのはまだ理解できても、第三者委員会(再発防止チーム)が先日の記者会見では「物的証拠はない」とはっきりと言っていたので「なぜカウアン氏は唯一の証拠を見せて被害を訴えなかったのか?」と疑問に思いました。

 

私はジャニーズが大好きですしジャニーズのタレントさん達にいつも楽しませてもらっています。

でも性被害が真実であるとしたらきちんと被害者の救済をしなければならないし、再発防止チームの提言のように社長を辞任することも視野に入れてもいいかもしれないと思っています。ジャニーズ事務所の解体は望んでいませんが、性被害が真実でタレント達の活動が今まで通りできなくなるくらいなら解体もやむなしと考えています。

 

でも、カウアン氏は1度も証拠動画を出していないし、文春や他の雑誌やメディアもそれを追及していません。

再発防止チームは6月12日に会見をしました。

以下は会見の一部書き起こしです。

 

  • 再発防止チーム=第三者機関。第三者機関自体呼び方が違うだけなので今回は「再発防止チーム」と言うことになっている。
  • 設置をしたのがジャニーズ事務所なので給与は事務所から。
  • ジュリー社長が会見しないのは事務所の意向。チームとしてなにか言うことはないが、なにかあれば「会見を行った方が」などの提言をすることはあるかもしれない。
  • 人数は3人、手続きが終わっていないので今回の会見は欠席しているが女性の心理士の方*1
  • 深刻な問題というのは「ジャニー氏が性加害をした、という前提で動いている」からであり、事実認定をするものではない。また、事実認定は自分たちがやるべきことではない
  • 事務所の弁護士と再発防止チームの林氏は先輩後輩の仲だったが、平たく言えば揉み消すのでは?と言った趣旨の質問に対して林氏は「確かに先輩後輩の仲であったが30年前のこと。今、彼が事務所の弁護士でどの程度掌握しているのかは知らないので問題があるとは思わない」と答えている。

 

以上を踏まえて8月29日に提出された再発防止チームの調査報告書を読み、会見も見ましたが気になることがいくつかあるので書きます。

会見での一問一答はこちらにあります。

news.goo.ne.jp

聞き取りした人数は被害者及び事務所関係者41名。

内訳は被害者等*2が23名、事務所関係者等が18名。

現在、ジャニーズ事務所に所属しているタレントはJrを含めおよそ300名。

従業員数は130名。

再発防止チームの調査報告書はこちらにPDFでアップされています。

www.johnny-associates.co.jp

-前提-

調査報告書P3-5 留保事項

「特別チームの調査は、法令上の権限に基づく直接強制又は間接強制の強制力を伴うものではなく、関係者の任意の協力のもとで実施されたものであり、仮に関係当局が法令上の権限に基づいて調査・検査を行った場合には特別チームの認定とは異なる事実関係が明らかになる可能性がある。」

こちらは先の会見でお話しされたことですね。

 

<8月29日>

再発防止チームによる会見と質疑応答

・性加害の事実について

どのような性加害を受けたのか21名の被害者をヒアリング。

19~21Pにかけて記載。

ヒアリング結果を踏まえ、ジャニー氏が自宅や合宿所、ホテル等でジュニアを含む多数の未成年者に対し性加害があったことを認めた。

 

質問・朝日新聞・オオクボ氏

「どのようなプロセスで事実と認定したのか、また現役タレントも含まれるか」

回答・飛鳥井氏

「現役のヒアリングもしたが被害者ではない。残りは色々な形で窓口などで申し込んできたり他の経路でヒアリングしたもの。ある程度詳しく聞いて、虚偽ではない状況等真実性があると判断。いわゆる物証がない事案なので多くの方々の証言を聞きながら真実と思われると判断した」

 

朝日新聞・?氏*3

調査報告書29P。
・ジャニー氏以外も加害の事実がある。
・被害者側のヒアリングの事実認定なのか加害者からのヒアリングなのか。
・それは何例あるのか、規模、時期・期間。
・事実認定なのか事務所が提言すべてを受け入れる前提で作られたものか。」

回答・林氏

「確認されたのは基本的にヒアリングで確定。中身、実際の内容についてはここで明らかに記載することはしていない。ジャニー氏による被害者についてもプライバシーの関係から特定はしていない。同様に、ジャニー氏以外の性加害についても調査しヒアリングし、一定の事実も確認されたが具体的な内容は記載していないし、この場でも申し上げない。

この調査は一定の事実を認定したもので再発防止策の提言をしている。事実認定を受け入れるかどうか、提言策を受け入れるかどうか、全ては受け入れないが一部は受け入れるかなどは事務所が考える事である」

 

物証はないが被害を訴えた人たちの聞き取り調査で事実認定をしたと言うことがわかります。ある程度詳しく聞いて虚偽ではないと判断したって、それなら痴漢された時に後ろにいた男性を捕まえて警察に「私はこうしてああされてこんなことをされて背後にあった手を掴んだらこの人だったのでこの人が犯人で間違いないです、痴漢されました」というのもまかり通ると言うことですかね?

 

調査報告書より

本件性加害が密室で行われており客観的証拠が残りにくい性質のものである上、加害者のジャニー氏が亡くなっていることを考えると、被害者の側に性加害の事実認定について法律上の厳格な証明を求めるべきではない。
また、ジャニー氏の性加害は、かなり以前から行われており、消滅時効が成立していることも考えられるが、被害者の真の救済を図るために、時効が成立している者についても救済措置の対象とすべきである。
さらに、現在、ジャニー氏から性加害を受けた被害を自ら申告することを躊躇している被害者も数多くいると思われる。多くの被害者が安心して被害申告をして適切な補償を得られるようにするため、ジャニーズ事務所としては、被害者救済措置制度について対外的に広く公表するとともに、被害申告しても被害者の情報は守られ、安心して利用できる制度であることを確保した上でその旨を説明し、未だ名乗りを上げていない被害者が被害者救済措置制度を利用しやすいようにし、被害者を広く救済できるようにすべきである。

 

確かに「事実認定をするものではない」と言っていたけれど、客観的証拠が残りにくい上に加害者が故人であるがゆえに「法律上の厳格な証明を求めるべきではない」というのもおかしな話では?

また「かなり以前から行われており、時効が成立していることも考えられるが被害者の救済を図るために時効が成立している者についても救済措置の対象にすべき」と言う箇所と、「被害者救済措置制度について対外的に公表し未だに名乗りを上げていない被害者が被害者救済措置制度を利用しやすいようにする」という箇所。

これらを要約すると「物的証拠はいらない。被害者であると名乗りを上げれば時効は無視して事務所は救済すべき」ということですよね。

これってひょっとして「自分は被害者であると言ったもん勝ち」にはなりませんか…?

 

 

質問・アークタイムズ・オガタ氏

「報告書にメディアの沈黙、メディアが相互監視すべきと書いてあった。メディアの責任が重いのは事実。相互隠蔽の関係にあり、”相互監視”と言うのは簡単だが実際とは乖離がある。メディアに対する調査はされていないがなぜか。テレビは上場企業で相当大きい責任があると思うがそこに踏み込まなかったのはなぜか」

回答・林氏

事務所の内部の事実調査をし再発防止策があるかどうかを考える仕事で、メディアの調査をすることではないメディアからの強い報道や批判があれば変わったかもしれないが、批判が少ない状況だったから(事務所が)隠蔽してきた。マスメディアの責任というわけではないが性加害が続いてきた要因の一つ。これまでは自分の会社の人権を守る責務はあったが取引先の人権侵害に対しては言わなくても良かったが、取引先の人権侵害も防止するということがこれからのやりかたである。新しい考え方だが今こそやっていくべき。」

 

質問・東京新聞・モチヅキ氏

  • 人権デューデリジェンス*4については国連の作業部会が強く言っていた、岸田政権は動こうとしないが国の対応についてどう考えるか。
  • 白波瀬氏は事務所の骨組みを支えてきた人間なのに責任を言及しないのがわからない
  • メディアの対応、昼間の民放、取り上げているメディアがない。CMメディアの忖度もある、一部の民放には取り上げるなと言われている、それに関してどう思うか
  • 告発最中の被害者が、大手音楽事務所から「採りたい」と言われたがジャニーズ事務所を辞めたと言うことで入れないと言われた。音楽業界の中でも忖度・萎縮がある状況をどう思うか

回答・林氏

「国の対応についてこうあるべきとコメントする立場にない。

メディアの関係や今の動きに関してコメントする立場にもない。

白波瀬氏や取締役については、すべからく善管注意義務があり怠っていたが、会社として調査し、当時の代表取締役について相互の取締役に対し監督する義務もあったが果たしていなかった。辞任は再発防止策で考えた時に今回、この責任を取って辞任するという意味で辞任を求めるわけではなく、提言の全てを実施するためには長期間継続していたのが同族経営の問題であるから。今後の再出発でガバナンス不全を解消するには無理だと思い提言した」

 

東京新聞の望月記者は今回のことで知りましたが、質問の仕方もかなり苛烈に感じます。熱狂と言うか…。

まず、一企業の性加害問題・疑惑に国が関与する意味がわかりません。たとえ国連が出てこようと「企業の(多くの国民は被害を受けていない・今後も受けない)問題に国が救済活動を行う」のは不自然というか。

一部政党からは「ジャニーズ法のような新法を作る」という話まで出てきてるようですが、今の法律で十分防止できるし、被害があったら申し出れば「国の救済」ではなく「加害者からの救済(お金など)」が出るわけで、一部政党がわざわざ被害者を国会に招きヒアリングをしたり、岸田政権が動かないという批判はお門違いなのでは。

newsdig.tbs.co.jp

メディアに関しては「事務所に忖度してるのはメディア」なので事務所の問題ではないし、事務所を辞めた人が大手音楽事務所からスカウトされたのに断られたのが本当なら不当だと訴えればいいのでは。それは事務所の問題ではなく、その大手音楽事務所の問題だと思うので。

 

調査報告書 P62(4)

被害者のジャニーズJr.は、タレントとしてデビューするためにはジャニー氏から性加害を受けてもそれを我慢して受け入れなければならない、仮にそれを拒めば冷遇されてジャニーズ事務所における立場がなくなり、場合によっては辞めざるを得なくなるという苦しい思いで、性加害を受けていた。

少し心苦しいことを言うんですが、被害を受けたと告発した人たちはほとんどデビューしておらず(1人、元・忍者の方がいますが)、デビューするためには我慢して性被害を受け入れなければならないという理由には疑問がわきます。

現に、今所属している現役タレントは性被害に遭ってないと言っています。これは性被害を受けること=デビューする事ではなかったことの証左ではないでしょうか。もちろん今事務所に所属してるから「被害がなかった」と言うしかないと想像することはできます。

事務所を辞めたら事務所に来た仕事は続けられないかもしれませんが、それは「ジャニー氏の性加害」とは別問題ですよね。たんなる「タレントを使う側の事情」でいわゆる「事務所への忖度」です。

そこを正すのが一番大切なのではないですか? 忖度の問題は業界側にあって、タレントにも事務所にも無関係ですよね。「辞めたジャニーズのタレントを使うなら現在所属しているタレントは使わせません」と事務所に言われ(もしくはなんらかの圧を感じ)困るのは誰ですか? テレビ局であり出版社、つまりメディアですよね。

なぜ困るのか。

ジャニーズ事務所のタレントが一定数の人気(数字)を持っているから。

”ジャニーズのタレントと同等”もしくは”それ以上”に視聴者や読者が見たり読んだり話題にするタレントがいれば、事務所になにを言われようとその事務所のタレントさんや元事務所のタレントを使うのではないでしょうか?

ジャニーズのタレントは「ジャニーズ」というブランドで見る(買う)という一定数が見込めるからこそ、メディア側は長期にわたって使い続けているのでは? 実際、SNS隆盛の今、上げ記事も下げ記事もジャニーズが関わっていればPVが稼げる。一部のメディアは「話題になりさえすればいいと考えてる」と私は思っています。

2016年、SMAPの解散騒動で「メンバー同士の不仲」「メンバーの1人はパニック障害」「メンバーの1人が留学」などの記事を書かれましたが、どれか一つでもきちんと取材した記事はあったのだろうか…と考えてしまいます。ファンはもちろん、興味本位のファン以外も記事をクリックし、そこにあるのは「テレビ関係者」や「〇〇に詳しいライター」が話したとされる信憑性の薄いもの。それを信じて一喜一憂していました。

これが当時の記事のスクショですが、吉本に移籍、本命は大手芸能プロのT、なるほど。正解は「3年後に円満独立して会社を設立」でしたね。

それらの記事を信用しても意味がないと思ったのは解散してからでした。

雑誌を買ってこそいませんでしたが、ネットの記事はアクセスが容易いのでつい読んではジャニーズ事務所の対応に怒り、本当に不仲なのかも…と不安になったりしていましたね。

当時も「熱心なファンは〇〇と言って彼らを擁護するが云々」という文言も散見されました。SNSのファンの思いを勝手に記事に使い、言い返せないからと好き放題書かれました。私の心は痛みませんでしたが、「マスコミが一般人を標的にする」ってどうなの?とは思っていますね。今回なんて「性加害者ジャニーズの守護神」とまで愚弄してますからね。

ファンなら推しを擁護するのは当然でしょ。

しかも今回は「証拠があるというのに出さないまま、司法に訴えるどころか国に救済しろと求め、その上ジャニーズ解体を声高に主張している」わけですから、一部では過激な言葉が見受けられますが、ファンの多くは被害者への誹謗中傷よりも「事務所の言動を注視」してますよ。

忖度や圧力などの言葉を使っていますが、使えなくて困るのは事務所じゃなくて業界ですよね。報道部は今回の疑惑をある程度積極的に報道しているけれど、「前から他部署から報道しないでほしいという圧があった」と言うなら*5「今回も報道しない」のが当然なわけで、色々な人が疑惑について話し始め大きな話題になったから「圧に負けずに報道した」というテイにしていますが、それこそ99年の文春の名誉棄損の裁判の時もその前の北公次氏の暴露本が出た際にも大々的に報道するのがメディアがやらなければなからなかったことでは?

そしてその「暴露本」や「裁判」でファンがジャニー氏はそんなことをしない、この日時はジャニー氏はここにいてジュニアはここにいたから物理的に無理だとか「それまで出た雑誌やテレビや舞台や新聞やFCの会報などを証拠にして」言ったら「加害者の守護神」と書かれ、ジャニーズファンは一般の人から「白い目」で見られるように仕向けられるわけですね。

完全にマスコミによるファンいじめになってませんか?

”自分たちの正義”をいつでも好きな時に自由に使っておきながら、自分たちは抑圧されていた、ファンも同罪であるとファンに責任を擦り付ける今のマスメディアの主張に私は怒っていますよ。

 

維新の方もなにか言ってるんですね。

 

 

質問・TBS報道特集・ムラセ氏

「事務所の責任を認定しているが、会社として概括的に見て見ぬふりをしていた。経営トップのメリー氏も認識し隠蔽をしてきたと認定した。概括的な因子気があるのに、合宿所に少年を送り続け、そこで同宿を認め続けるのは任務を怠るに留まらず手助けをしたと言っても過言ではないと思うが」

回答・飛鳥井氏

「合宿所が密室のような空間なので性加害が行われたと認められる。知りながらもそれ以上積極的に事実を確認し防ぐことをしなかった、外に対しては隠蔽してきたのは確かである。権力者の2人(ジャニー氏・メリー氏)がそういう状態だったので何も言えなかった。明らかに監視監督の義務を懈怠(けたい)したとはっきり言える」

 

合宿所をどんな場所だと想像してるのか分からないんですけど、1980年代ごろの合宿所は原宿にあるマンションでした。

当時を知る現役ジャニーズのタレントがYoutubeで間取りも書いて説明してるので興味のある方はご覧になってください。

 

www.youtube.com

調査報告書 P61 (2)

ジャニー氏の性加害が明らかになった現段階においても、ジャニーズ事務所の社員の中にはジャニー氏の性加害はなかったと述べる者がいる。これまで、ジャニー氏の性加害は、いわば社内における「タブー」と取り扱われたため、今なおそのような認識を持っている社員がいるのかもしれないが、そのような社員がいる限り、ジャニーズ事務所が真の意味で再出発を果たすことは難しい。

 

「事実認定をするものではない。また、事実認定は自分たちがやるべきことではない」と言っていたのに、証拠も未提出のまま被害者の証言の聞き取りだけで「ジャニー氏の性加害が明らかになった」と結論付けてもいいんでしょうか?

性加害を否定した社員は嘘を吐いていると言うことなんでしょうか。

本当に知らなかった(性加害がなかった)のであれば、タブー以前に「知らない」「なかった」と答えるしかないと思うのですが、その「なかった」という意見は「タブー視されていたから」に変換されるのでしょうか?

社員の「なかった」という意見は無視するんでしょうか。

これはとても重要です。

ジャニーズ事務所を構成するおおよそ400名以上は

  1. 知っている
  2. 知らない
  3. 噂を聞いた事がある
  4. 実際に見た
  5. 加害をした
  6. 被害を受けた

に分けられると思うのですが、現在所属するタレントは全員「被害を受けていない」と答えており*6、社員の中には「加害はなかった」と答える者がいた。300人のタレントは被害を受けていない、社員においては加害がなかったと答えたと言うことは(数で括るのは乱暴ですが)、タブーであったと考える前に「本当はなかったのではないか?」と考えるのが自然ではないでしょうか?

もちろん再発防止チームは「ジャニー氏の性加害があったという前提」で動いているわけですから、「あった」という認識の彼らが社員たちに「なかった」と言われても「タブー視されていたからこのような答えになった」と思うのは仕方ないかもしれません。

被害を告発する人数が多いから真実であると言うのであれば、被害を受けなかった・加害はなかったと答えた人数は(タレント、社員含め)300名以上です。

真実を「数」で断言するのであれば、タレント達に被害はなく、ジャニー氏の加害もなかったと言うことになりませんか?

だから「証拠」が必要なのです。

 

質問・AERA.のウエダ氏

  • 調査費用は事務所からか。
  • 聞き取り調査の41名の中に現役タレントは何名か

回答・林氏

「現役タレントは2名。具体的な事は答えられない。

最初の会見でも話しているが、設置者が必ず費用を出す*7。」

 

質問・アークタイムズ・オガタ氏

  • 調査をして全体像を、前検事総長として見た時どう思ったか。
  • なぜ刑事司法として摘発できなかったのか、その責任を(前検事総長として)どう考えるか。
  • ジミー・サヴィルはロンドン警視庁が捜査をして決着をつけたが、被疑者不詳であっても捜査の必要があるかどうか。
  • 事務所の株主構造はジュリー社長が株を100%保有していて資本金が1000万しかないので辞任しても相当程度影響力を残すが、ガバナンス構造はどうなっているのか

回答・林氏

「まったくお答えする立場にない。警察が摘発できなかったことにもコメントはしない。株主構造の問題は会社の体制、詳細に書いている。組織体制のガバナンス強化をすべて受けるかは事務所が考えるべきもの」

 

ここで会見が終了となるも、東京新聞のモチヅキ氏が食い下がりマイクオフの状態で「警察に行っても取り合ってくれなかったと。当時警察は動画などを持ってこいと言っていた。被害者は数百じゃなく、数千、数万に上ると言われているが事件として起訴できるかどうか、やるべきだとは思わないのか」と訊ねています。(聞き取りにくかったのでざっくりとですが)

回答・林氏

「警察に行って取り合ってくれなかったという事実は知らない。捜査機関は性犯罪があった場合申し立てがあって捜査をするかしないかを決める。実際にどうだったのか、申し立てをしたのに捜査機関が動かなかったのかどうかは知らない」

 

まず、数万人もジュニアはいないと思います…。

jpedia.jakou.com

このサイトがどこまで本当のことを書いているか信憑性についてはわかりません。

が、SMAPが出てきてKinki Kidsがバックを務めていたころ、ジュニアはとても少なくてどの先輩のバックに着くかという話し合いがあったそうです。これは本人たちが言っています。

1950年生まれの方から数えてみました。上のリンクから確認できます。

1950年代生まれ~2009年生まれのJrは合計1,095人。

生年不明のJrは270人くらいだったのでこちらも足すと

1,095人+270人=1,365人

その中でも2018年以降入所の子達は「ジャニーさんが入院して性加害を行うことができない」という意味で合計から引きます。(入所日が分かってる子達のみ)

1,365人- 41人=1324人

ついでにあまり接点がなかった(合宿所に寝泊まりするという意味)関西Jrは330人。

1,324人 + 330人=1,654人

つまり被害者の方が言った「被害者は数百人」と言うのも「4桁になるかも」どころか「数万人にも上る」というのはちょっと無理があると考えます。

 

 

上記サイトに記載されていないJrもいると思いますが、それを加味しても700人も急に増えることはないと思うので、多めに見積もっても事務所が出来てからジャニーさんの性加害が行われていたとされる70年間の間におおよそ1,600人が在籍していたと考えるのが妥当では。いや、もはや2,000人でもいい。

4桁と言うと1,000人以上が被害に遭ったということ。

つまり所属してるJr(及びタレント)の半分が被害者。

70年間性加害があったと仮定しても2,000人がずっと在籍していたわけではなく、すぐに辞めてしまった子もいるわけだし、当然この中にデビューして売れっ子になった人たちもいる。

「数百人」と言うと200~300人以上という感覚なんですが、200人以上の親が子供の異変に気付かず、200人以上の当事者がこれまで警察に届け出もしなかったのか。そしてその200~300人は誰も証拠を持っておらず、唯一カウアン氏だけが証拠があると言ってる。なおさらその「物的証拠」が重要では?

4桁、5桁ともなると更に「性被害の発覚」は容易くなりそうな気が。

純粋に、そんな大勢の人間の周囲が全く気付かず、事務所と関わりを持たせ続け、1,000人~10,000人もの少年が誰一人周囲の大人を頼らず、警察も頼らず、今でもなにも言わなかったことになります。

今回のヒアリングに協力したのは事務所の”社員を含め”41名です。

 

数を大きくすればするほど「なんで周りは気付かなかったのか」と思わないでしょうか?

なぜ誰も警察に行かなかったのか?

なぜ誰も訴えなかったのか?

なぜ誰も証拠を持っていないのか?(スマホの普及してから「録画」をする行為が容易くなっていたのもあるので、少なくとも2012年以降あたりからは誰かが動画や音声や写真を持っていてもおかしくないと思うし、その1人がカウアン氏)

 

この指摘に「証拠がないと性被害がなかったことになるのか」という方もいるんですが、証拠がなくても性被害があった可能性はもちろんあります。性加害のタイプも色々ありますが特に痴漢なんて「密室で物的証拠も残りにくく常習性がある」という意味では今回の疑惑と似通っていますし、痴漢を実際にされたとしても証拠がなければ捕まえられない、または現行犯でないと逮捕できないという事実は多くの女性が怒りを感じている犯罪の一つだと思います。

今回の疑惑において被害者が4~5桁に上るというのであれば、被害の申告者が少なすぎなのでは?と感じます。

せめてあと50~100人くらい、数万に上るのであればもっと被害を訴える人が出てきてもいいのでは?

痴漢に遭った女性(男性も少なからずあるそうですね)を全国規模で聞き取りしたら、それこそ泣き寝入りした方々が何十万と出てくると思うんですが。

 

ジュニアに対しては管理が粗雑というようなことも書かれてたと思いますが、私の知識ではジュニアは辞めたい時に辞められるし、辞めてから事務所に戻りたい人もジャニー氏は受け入れていました。近年のオーディションや管理体制などは知りませんが、少なくとも被害を受けたとされる方々は(年代的に)「辞めたいと思ったら辞められた」と思います。

「どうしてもジャニーズ事務所でデビューしたいから性被害を受け続けた」と言うなら「被害を受ける事とジャニーズ事務所でデビューすることを天秤にかけた時に、ジャニーズ事務所でデビューしたい気持ちが勝った」となり、ジャニーズ事務所にはこだわらず芸能人になりたいのであれば他の事務所もあるのですから、なぜ事務所を辞めて他の事務所に所属しなかったのだろうかと思ってしまいます。

特にデビューしてないジュニアであればなおさらの話です。

 

事務所を辞めたジャニーズのタレント達には事務所の圧がある、とよく言われますが、先ほど書いた通りそれは事務所の圧というよりも「業界の事務所への忖度」であり、事務所が悪と報じる今のメディア達は日和見的に「自分たちに都合のいい報道」を続けているだけで、第三者委員会が提言した相互監視などの自浄作用はまったく期待できないと考えます。

 

社員の中には「加害はなかった」と言う人もいて、現役タレント達も「被害はなかった」と言っていて、その上で証拠がなにもないのであれば「加害があった」という前提でジュリー社長は責任を取り退任せよというのは無理筋だと素人は思ってしまうのですが…。

 

9月7日に提言を受けた事務所が会見をするとニュースが出ました。

 

私はジュリー社長になんの思い入れもありませんが、古くは北公次氏の本を読みこの加害疑惑問題を知り、令和になってからカウアン氏と文春によってそれが掘り起こされたことが決して悪いことだとは思っていません。

芸能界は私からすればとても縁遠く、スポットライトを浴びてキラキラとした彼・彼女たちが楽しく歌を歌ったりダンスをしたりエンタメを提供する世界だと思っています。

ジャニーズ事務所のタレント達も同じく、年長の子たちが年少の子の面倒を見て、ダンスを教えたり遊んであげたり、年の離れた兄弟のような関係性でありつつ切磋琢磨し、懸命に色んな事に挑戦しています。

彼らが色んなメディアに出るのはジャニーズ事務所だからというだけではありません。

たゆまぬ努力をずっと続けているからです。*8

音楽の日」で事務所の垣根を越えてダンスを見せてくれてありがとう。あんなに踊れるなんて知らなかった。他の事務所の人たちと互角に踊れて素晴らしいパフォーマンスを見ることができて私は心からすごいと思いました。

Travis Japanだけではなく、他のグループも同じくらい努力をしています。ジュニアの頃から先輩のステージに立ち自分の見せ方を勉強してきたからこそ、彼らはメトロックなどのロックフェスでも観客の皆さんの楽しませ方を、盛り上げ方を分かっているんだと思います。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

私はこんなエンタメが大好きです。

色んな人が楽しくなれるエンタメに元気をもらっています。彼らの努力は誰にも否定できない結晶です。被害者の上に成立してるものではありません。

彼らが人とは違う青春を選択し重ねてきた努力のたまものです。

タレントにはなんの罪もない」のです。

 

一方で、芸能界は枕営業などの暗い噂も聞く世界です。

自分で分別の着くような大人たちはともかく、年端も行かない少年少女たちがセクハラ、パワハラなどを受けるのは間違っていると大人として考えています。

そういう意味でジャニー氏の性加害疑惑は芸能界の膿の部分を出すチャンスだと思うのです。

被害者がきちんと被害を訴えそれが救済される世界、というよりも、そもそも性被害や枕営業などがない世界になってほしいです。

 

ジャニー氏の性加害の被害に遭われた方々は、日本の法律に則り被害届を出して警察に捜査を依頼してください。民事裁判でもいいです。

再発防止チームの提言は個人的にすべて首肯できるものではありませんが、「事務所の噂を聞きながらも知らぬ存ぜぬ」で問題提起もせずこれまで”報道”を怠ってきたメディアはきちんと反省してください。必要以上に盛った記事も、適当な炬燵記事を書く記者も私はいりません。

一部を切り取った記事もいらないし、偏向報道も必要ありません。

マスコミは誰の味方なんですか?

マスコミの正義とはなんですか?

 

最後にこのようなアカウントとポストは、事務所やタレントに対する誹謗中傷に他ならないと思います。

 

megalodon.jp

 

どういう形になろうと、私はジャニーズ事務所のタレント達を応援します。

 

 

 

 

*1:上智大の斎藤梓氏のこと

*2:”等”ってなんだろう?

*3:聞き取れず・テルシ氏?テル氏?

*4:企業活動における人権リスクを抑える取り組みのこと

*5:TBS報道特集でそう言ってました

*6:事務所内調査での回答

*7:日弁連の第三者委員会設置ガイドラインにそうある

*8:もちろんジャニーズだから呼ばれてる、と言われる側面がないとは言いません